最近医療などをはじめ、さまざまな分野で「QOL」という言葉を聞くようになってきました。
昔からある概念ですが、これはクオリティ・オブ・ライフの略で生活の質を向上させるための基本となる考え方のこと。
アフターコロナの時代となり、1日の大半を会社で過ごしてきた時代とは異なる変化に合わせ、生活の質がいま見直されようとしています。
そこで、このページではあなたがこれからQOLを実践するため、おすすめしたい習慣を5つピックアプしてみました。
QOLは、生活のバランスから考えていく
まずはQOLの考え方ですが何か一つにフォーカスすればよい、という考え方ではありません。
したがって、あなたの生活のなかで占めているものをバランスよく俯瞰していく事が大切です。
主には、以下のような内容があります。
- 家庭
- 仕事・学習
- 人間関係
- 健康
- ストレス・精神
これらを意識したうえで、総合的な視点からQOLの向上を意識した習慣を実践していきます。
では実際にはどのような習慣がおすすめかをピックアップしていきましょう。
QOLを実践するための習慣1.呼吸への意識、睡眠を向上させる
ホットヨガやスポーツジムなどで行われているヨガエクササイズですが、ダイエット効果を期待する場合もあるでしょう。
ですが、本来ヨガの目的は心身の安定・例えば自律神経や副交感神経への訴求です。
そのためにも、ポーズよりも呼吸に意識を向けて行うと、より実感が持てます。
さらに精神の安定には、適切な睡眠が欠かせませんが副交感神経を優位にするためには呼吸法やヨガは有効です。
最近はスマートフォンなどブルーライトによる影響が原因で、睡眠の質の低下が懸念されています。
高い質の睡眠を心がけることは、翌日パフォーマンスの向上にもつながっていくことはもうすでにお分かりですね。
また瞑想などを行うことからも、深い呼吸やリラックス効果が期待できますから、朝起きた時や、眠る前にも実践してみることよいでしょう。
QOLを実践するための習慣2.家族や子どもとの時間を大切にする
子どもの成長は日々目を見張るものがあります。あなたが残業で帰ってくるまでにも、それは同じこと。
アフターコロナで在宅ワークが多くなった今、お子さんが毎日目の前にいる状態が当たり前となっているかと思います。
これらの時間を幸せと感じ、日々子どもの成長を楽しんでみましょう。
自粛期間中は「お菓子作りのキット」が流行っていますが、子どもと一緒にお菓子を作る時間を楽しむことは、あなたのQOLを上げるまたとないチャンスです。
また子どもがいない場合でも、友人の子どもなどとの交流や、ペットや家族などとの交流は、同じくQOLを高めるきっかけを与えてくれます。
動物や子供たちが見る世界は、あなたの世界とはまったく異なります。ぜひこの時間を大切にしましょう。
ただし「育児疲れ」がストレスになっている場合には、逆にいったん子どもから離れ、ストレス解消や健康などのQOLを上げる習慣をつくることが大切です。
QOLを実践するための習慣3.今までとは「違う」習慣をつくる
コンフォートゾーン(居心地の良い場所)にいれば、あなたはお気に入りの物や家族に囲まれて、何一つストレスなく暮らせるでしょう。
ですが、一瞬でもルーチンを離れて新しいチャレンジすることで、あなたの視野を広めQOLに近づく習慣となります。
例えば、以下のような内容も新しいことへのチャレンジです。
ハードルが低いものから行うのがおすすめです。
- 普段は話さないだろう相手と話をしてみる
- 新しい趣味をスタートさせる
- 見知らぬ土地に旅行をしてみる
- youtube動画をアップしてみる
- 起業する、副業をスタートさせる など
話が少しずれますが、昨今多い震災などの「有事」が突然来た場合、コンフォートゾーンにいるだけの生活からいきなり別の空間(しかも居心地の悪い)への移動は、あなたを疲弊させ、精神的に体力的にも貶めていく可能性があります。
ですので、これらを想定したうえでもQOLの質の向上は、あなたの有事を救う事にもつながります。
毎日の快適な空間から外に出ることは、最初はストレスかもしれませんが、結果的にあなたのコンフォートゾーンを広げることにもなるのです。
QOLを実践するための習慣4.オーガニックな食事を心がける、つくる
QOLを実践するということは、あなたの健康を見つめなおす、ということでもあります。
とくに忙しいあなたにおいては、時短でできるレシピや買い置きなども多いかもしれません。
ですが、週末や月の何日かは、ゆっくりと食事を食べる時間を設けてみましょう。
そして、その食材が無農薬野菜であったりオーガニックな食事であったりすれば、なおさらあなたの身体の細胞活性化に導いてくれます。
重要なのは、食材と向き合う時間やそれをどう調理するかなどのプロセスです。
食べることはもちろんですが、こういった時間を持つという行為は子どもと触れ合う時間同様、QOLを実践するための習慣といえます。
例えば「無農薬野菜なんてどこに売っているか分からない」といった場合。
自分の暮らすエリアの情報を調べてみたり、知り合いに聞いてみたり、といった所からスタートするかもしれません。
その行為はすでに「コンフォートゾーンからの脱却」であり、新しい知識を得て、QOLを実践している状態でもあるのです。
QOLを実践するための習慣5.あなたが満足する状態を意識する
あなたが本当の満足をもたらすものは何でしょうか。
大人になると仕事や家族など「他の優先順位」が増えていき、それに気を取られている間に、あなたが満足できる事が何なのかを後回しにしてしまっている可能性があります。
この満足感は人によって違います。
ジョギングやダンスという人もいるでしょうし誰かと気兼ねのないお喋りをする。
または一人でゆっくり本を読む、アイロンをしている時など人それぞれです。
重要なことは何をしている時にあなたが満たされているかをあなた自身が「感じ取る力」をもう一度呼び覚ますことです。
それにより、ストレス解消などをしたい場合に自分が何をすると良いかもすぐに判断できます。
例えばですが、あなたが街中で見た「ストレス解消には○○!」というポスターを見て実践しても、あなたのQOLは高まらないばかりか、逆に疲弊してしまう事を知っておきましょう。
おわりに
QOLを向上させる習慣について紹介してきましたが、ライフスタイルにより、あなたがどのQOLを習慣化すればよいのかは違ってくると思います。
また、あなたがどのQOLを向上させたらよいかわからない場合には、まずは瞑想や睡眠などの向上から実践してみるといいでしょう。
なぜなら深い睡眠はリラックス効果を生み、不安や疲れを取り除き、あなたが客観的に自分の人生を見つめられるコンディションへ導いてくれるからです。
アフターコロナになり「精神の安定と向上」がますます求められてきます。
ぜひQOLの考えを見つめなおし、よりよいライフワークを送るための習慣を身につけていきましょう(^^♪