スーパーやドラックストアのドリンクコーナーなどでも「マカ入り」という表示をよく見かけるのはもう一般的。疲れた時にはパーフードのマカの入ったドリンクを、と思う人も多いかと思います。
個人的にはスーパーフードのマカをよく取るようになったのは最近のこと。パソコン疲れが取れない時や、生理不順がつらくなってきた時、ふと試してみたのがきっかけです。
「ペルーの朝鮮人参」と称されるマカ
スーパーフードのマカはペルー中央部のアンデスで、過酷な条件でそして非常に高い高度(4,000メートル)で栽培されています。
アブラナ科の野菜と同じ部類の植物で、親戚としてはブロッコリーやカリフラワー、キャベツおよびケールなどがあります。
大根と似た形をしていて、氷点下に下がる厳しいアンデス山脈でも成長することから、霜に対する耐性が高い植物として知られています。
スーパーフードであるマカは驚くべき栄養素を誇っていますが、知って納得。マカを栽培した後の数年間はその土地には何も育たない、といわれるほど土壌の栄養を吸収してしまい、その後の5年間は休耕が必要といわれています。
このように、ものすごい勢いで栄養素を土から吸い上げたマカですから、栄養素がたっぷり詰まっているのにも納得ですね。地元では「ペルーの朝鮮ニンジン」とも呼ばれているそう。
ペルーでマカはハーブ医療として活躍
ペルーにおけるハーブ医療においてもマカは活躍しており、主に免疫活性、貧血、結核、生理不順、更年期障害、胃がん、不妊症を含む生殖関連の不具合、記憶力強化などに良いとされ、南米では何百年もの間活用されてきました。
マカが世界中に知られるようになったきっかけは、ペルーの生物学者グロリア・チャコン博士の研究によって、健康に有効な成分であるとの結果が報告されたこと。
その後は米国や欧州をはじめ、日本でもマカの持つ様々な特性にスポットライトが当てられ私たちの食卓にも登場する事となりました。
ちなみに、ペルーでのハーブ医療分野においてはスタミナ増強をはじめとアスリートの持久力強化、メンタリティー強化、男性不能と女性生理不順、慢性疲労等、明確な根拠の有無に関わらず様々な用途で利用されているそうです。
マカは更年期障害、不妊治療などにも期待
40代にさしかかると体内のホルモンバランスが変化し、その事で心身に影響が現れます。急激なホルモンバランスの変化に身体が追いつけないのが原因と言われています。
研究によりますと、生理不順の女性がスーパーフードのマカを使うと周期が一定になり、気分のむらが緩和されるという結果がでています。
これはマカの成分が、体内のエストロゲンのようなステロイド・ホルモンを正常化させてくれるため、ホルモンバランスの低下を緩やかにしてくれる作用が期待できるからのようです。
さらに生理期間が定期的になる事でいわゆる不妊治療などの効果にもマカは一役かってくれる、といった結果も出ています。
赤ちゃんを望まれる方がマカを取ることも多いのはこの点にもあるようですね。
マカは身体の内分泌系を活性化させる
栄養素がつまったマカには炭水化物や食物繊維、たんぱく質などが豊富に入っています。
また他の根菜類よりも資質が多くリノール酸、パルチミン酸、オレイン酸など身体に必要な成分が豊富。さらに免疫力を高めるシトステロールやエルゴステロール、ブラシカステロールや マグネシウム、リン、カリウム 硫黄、ナトリウムなどの栄養素を含んでいます。
これらが身体の資格株や脳下垂体、副腎に作用することで、内分泌系を活性化してくれる、との報告もあります。
内分泌系は若さやエネルギー、性欲などに作用することから男性ホルモンなどが活性化することが期待できるようです。
ちなみに副腎が疲労すると「慢性疲労」のような症状が現れやすくなりますが、マカはこのような症状の改善も期待できます。
いずれにせよ、男性ホルモンの状態にも期待できるマカは、これから妊娠を望まれている方にとってもサポートとなるはずです。
マカは男子力もアップさせる!
マカは最初精力剤としての効果があるかに注目されてきました。
グロリア・チャコン博士の研究によれば、オスのネズミにマカを与えたところ72時間後に、ネズミの精子の数と運動性が高まったという結果が報告されています。
これは男性ホルモンのひとつであるテストステロンなど、ステロイドホルモンの活性化につながる成分が作用しこのような結果となるといわれていて、
さらに成分であるイソシオチアネートやグルコシノレート等がホルモンの活性化をサポートしているのではという推測もあります。
男性ホルモンを活性化させるためにもスーパーフードのマカはおススメな点がたくさんありそうですね。
日本で手に入るマカの商品
マカはそのままでの輸入は禁止されているため、日本で見ることができるマカは
加工品のみ。主に以下のような内容があります。
・カプセル入りマカ
・マカの入った滋養強壮剤
・パウダー(赤、黒、黄マカ)
・マカロースト
ペルー産以外に中国産などを見かける事もありますが、可能であれば成分や安全性の高い内容を選びましょう。
摂取量としては1日小さじ1杯から大さじ1杯くらいが目安。
長期間使い続けても副作用がでないという報告があるので続けてみるのがおすすめですが、最初からたくさん接種することは他のスーパーフードと同様、身体が拒絶する可能性があります。
まずは少量から身体を慣らし少しずつマカに慣れていくのが良いようです。
妊活中であれば、サプリメントなど摂取量がきちんとしている状態のものを、定期的にとることで量のコントロールができます。
≫お得な定期コースも。安心・安全なマカはこちら高山病にも期待が持てる可能性
これは余談ですが、高い山が多いペルーの特産品であるマカは「血中の酸素量を増やす」といった事にもおススメ。
登山などの趣味がある方はマカを常備しておけば、いざという時高山病からの症状を緩和してくれる作用が期待できます。
まとめ
マカは体質にもよりますが、妊活中ならおすすめしたい成分がたくさん含まれています。
また滋養にも有効ですから、まずは少しずつ試してみるといいでしょう。
個人的には「イライラが減った」「生理が定期的になった」など、かなりホルモンバランスが改善されています。
まずは身体と相談しながらを心がけ、自分に合った量を探ってみてくださいね。