スーパーフード

熱中症対策には日本のスーパーフード、ミネラルたっぷり「味噌汁」がお勧め

2019年は冷夏ともいわれていますが、やはり暑い日も多くなってきました。

とくに8月のお盆シーズンは酷暑となってくるため、夏バテにも気を付けたい時期でもあります。野外に長くいたことで、急に具合が悪くなる・・・といったことも他人事ではありません。

そこで、今回は熱中症予防におすすめの食品「味噌汁」についてご紹介します。

酷暑に多い熱中症とは

日本の夏は気温に加え湿度も高い事は世界中でも有名です。
この湿度により地面からの照り返しによる影響から40度を超える状態になることもあるそうです。

通常35度から36度に保たれている私たちの体温ですが、この照り返しにより急激に体温が上昇し、体温調節機能が働かなくなる状態が熱中症です。

考えてみると、都会の地面のほとんどがアスファルトですね。こういった事をふまえても「夏のシーズンは誰もが熱中症にかかる」可能性は否定できません。

夏のシーズンは大人から子供まで、誰もが「熱中症対策」を怠らないようにしましょう。とくに地球温暖化が進んでいる現代は、たとえクーラーがついている部屋にいたとしても対策が必要です。

またお年寄りの場合「のどが渇いた」という自覚症状が低くなるという事もあって、知らない間に熱中症にかかってしまうケースがあります。

熱中症になるとおこる「症状」

熱中症の症状は、人それぞれのうえ、夏バテのような症状から急激に進み救急車に運ばれることも。こんな症状がでたら「熱中症かな?」とおもえるものは、以下の3つです。

・体がだるくなる

・ズキズキとした頭痛

・尿の色が濃い

とくにサービス業の場合、休憩中にしか水分を取れない場合がありますよね。

上記のような症状が出てきたら脱水症状のサイン。まずはしっかりと水分補給をしておくことが大切です。

さらに、本格的に「熱中症になった」場合には次のような症状も見られます

・足がつる
・立ちくらみがする
・指先、足先のしびれる

とくに足がつったり、こむら返りになるなどは塩分が欠乏して起こる可能性が高いです。

味噌汁を摂取しておくことで上記のような症状を避けておくことができれば、これに越したことはありませんね。

熱中症対策に味噌汁が良い理由

古くから「みそは医者いらず」という言い伝えがあり、日本のスーパーフードともいえる優れた発酵食品です。

日本の伝統食品である「味噌汁」は、水分ばかりでなく様々な栄養素が含まれています。

熱中症になったら、水分だけでなく塩分・ミネラルの摂取が必要ですが、これらを効果的に摂取できる事が、熱中症を予防するといわれる所以です。

そこで、味噌の栄養素について簡単にまとめました。

1.アミノ酸、ビタミン類が豊富

味噌にはアミノ酸やビタミン類が多量に生成され優れた食品です。

味噌の原料である含まれるタンパク質ですが、発酵過程で20~40%ほどが分解されてアミノ酸になります。

さらに、ビタミンB1・B2・B6・B12などのビタミンB群、ビタミンEやK、ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ピオチン等を豊富に含んでいます。

2.優れた消化吸収力

大豆はたんぱく質が豊富な食品ですが、たんぱく質は普通の過熱調理では消化吸収が悪い場合が多いです。

しかし味噌の場合、酵素によって加水分解されますから、大豆たんぱく質の約半分が水分に溶け、残りはアミノ酸になります。

これにより、味噌の場合にはたんぱく質をより消化しやすい状態で取り込めることになりますし、スープ上の味噌汁の場合にはさらに吸収しやすい状態になります。

熱中症予防にはまたとない一品です。

3.脳卒中予防にも

1994年大妻女子大学青木宏教授の研究によりますと、味噌の摂取によって脳卒中をはじめ、認知症や心臓疾患への低下も抑制するという結果が出たそうです。

熱中症になると脳への影響も心配になりますから、夏の味噌汁はまさにうってつけといえるでしょう。

遺伝子組み換えでない大豆製品は少ない

残念ながら私たちがよく見かける味噌のほとんどのは「速醸」といい、加温して数週間~2、3ヶ月、長くて半年で作る速成醸造法で作られています。

味噌は本来もっと長いスパンで醸造されるものであり、短い期間で作られる味噌はコク、香り、旨みなどが弱いため化学調味料や添加物などを足してごまかしています。

さらに、遺伝子組み換えの大豆も心配です。

日本の輸入大豆の約7割はがアメリカからの輸入で、うち9割、つまりほとんどが遺伝子組み換え大豆という事実をご存知でしょうか。

なぜなら日本はそもそも自給率が低く、大豆やとうもろこしなどは遺伝子組換え作物の栽培が盛んに行われている輸入品に頼り、味噌や醤油が作られています。

ただ一つの救いとして「遺伝子組み換えではない」という表示が味噌の場合には義務付けられています。

ここで安心・安全な味噌かどうか、消費者の私たちはジャッジすることができます。

ちなみに、同じ大豆で作られる「醤油」には、この表示をつけねばならない義務は日本にはありません。残念ですね。

さて、そこで安心な味噌の基準についてをまとめてみました。

・表示に「遺伝子組み換えではない」と記載されているもの

・加工品として、ビタミンB2と書かれていないもの

・加工品として酒精、アルコール と記載がないもの

上記をふまえ、ラベルを確認していくと、味噌本来の恩恵を食卓で受ける近道になりますから、ぜひ確認して購入をしましょう。

ホンモノの味噌の購入方法

◆直営店・ECショップでの購入

有機食材などを売るECショップでは、無添加の味噌を販売しているケースがほとんど。ミレーなどの安心・安全の食材を打っているオンライン
での購入はスーパーで購入するより最短で確実です。


 

◆信頼できるショップからの直接取り寄せ

長年味噌づくりを手掛けている老舗では、安全な食材を使って長年のノウハウをいかし本当の味噌を提供してくれています。

このような老舗からの直接購入も、安心・安全な味噌を最短で手に入れられるひとつです。

無添加の味噌はこちら


◆自分で作る!

最近では「みそキット」などを購入し、「自分で味噌を作ろう!」という動きが盛んです。

味噌は自分で作るのは案外カンタンな商品です。

時間はかかりますが、遺伝子組み換えではない大豆を直接購入するのは究極の安心といえるでしょう。

また家庭で作った味噌はやはり愛情がこもっていますから美味しい!誰かにおすそ分けしたくなるかもしれませんね。


 

おわりに

熱中症対策として味噌汁を紹介しましたが、味噌はたくさんの栄養素がぎっしり詰まっている日本のスーパーフード。

夏だけでなく、年間を通じて1日1回は食卓に並んで欲しい伝統食です。

最近では、味噌汁が1日1回出る家庭も少なくなってきましたが、ぜひ日本の伝統食の良さを見つめなおし、生活に必要なスーパーフードとして「味噌汁のある生活」に改善してみるのはいかがでしょうか。

きっとこの夏を乗り切るサポートになってくれるはずです。

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