先日、兄から「糖尿病にかかってしまった!」というLINEからの報告を受け。「ついに家族にも成人病の予備軍が来た!」と戦々恐々だったのですが。以前からたまたま気になっていたある食品が、これらの症状に効果がありそうだったので早速買ってみました。
菊芋です、購入してみたのはオーガニックな菊芋パウダー。中を開けるととっても細かくて白いパウダー状です、キレイですね♪
天然のインスリンと呼ばれる菊芋
関東ではオンラインショップとか、健康食品取扱ショップでしかあまりみかけない菊芋ですが、ココ(岡山)じゃスーパーでゴロゴロ売っている……。どうも人気商品のようですね。
ベラルーシやロシアなどでも菊芋は愛用者が多く、抜群の栄養素に加え放射能などの汚染地域で栽培しても放射能を吸収しない。つまり安全な食材とされているからとの情報もありますが。
そもそもロシア産と日本の菊芋は大きさも質も違うという点など、不確かな情報も多いですから効能を期待するのであれば、やはり汚染されていない場所での菊芋がいいでしょう。
優れたプレバイオティクス効果
菊芋はヒマワリの植物に属していて、北アメリカが原産。非常に栄養価が高く健康的な根菜で、どの部分もあますところなく食べることができます。煮てもよし、焼いても生でもOKという優れもので、味はややゴボウに近い感じ。日本では原型の野菜をはじめパウダー状のものや、お茶などの加工食品、菊芋チップスなどをよく見かける事ができます。
さて、最近この菊芋が最も注目されている点がプレバイオティクス効果。農薬だらけの食材が多い日本においては常に腸内環境が劣勢になりがちな環境な訳ですが、菊芋が持つプレバイオティクス効果により、大腸に常在する有用菌を増殖させ、有害な細菌の増殖を抑制させる事が期待できると言われています。
その働きの貢献者といわれているのが、菊芋が持つイヌリンに含まれるイヌラーゼという酵素。イヌラーゼは非常に効果的なプレバイオティクスでもあり、先ほど述べたように善玉菌を維持・または増やすのため、ビフィズス菌の増殖を刺激するなどといった活躍が期待できる成分なのです。
腸を健康に保つことができれば、大腸に自然に存在するビフィズス菌が生き生きと活躍してくれますよね。
これによって、便秘の改善、免疫システムを強化といった事につながる可能性はモチロン、腸内環境がよくなれば大腸がんなどの対策にもつながります。
血糖値を抑える働きを持つ
優れた活躍が期待できるイヌリンですが、注目なのが血糖を抑えるの作用。私も最近知ったGI値について、イヌリンは大きな期待がもたれているようです。
GI値は食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、食事をとった後2時間までの血液中の糖濃度を計ったもの。
GIが70以上の食品は高GI食品 56~69の間の食品を中GI食品 55以下の食品を低GI食品とされるようですが、血糖値の急激な上昇などが疲労や心臓病・気分の変化・さらに食べたくなる欲求増加や、インスリン抵抗性・糖尿病など健康上の問題のリスクを高める可能性があるという事が言われいます。
菊芋はまさに理想的な低GI食品である他に、高GI食品などがもたらすリスクも抑制する効果が期待できる食材。
高GI食品をとっても菊芋により糖分の吸収が遅らすことができるうえ、血糖値の急激な血統上昇を引き起こさせず血糖値の急激な上昇を抑えることが期待出来るのです。
さらにインシュリンを出す膵臓の負担が軽減されるといった効果が期待できるようです。なんだか凄いですね!
さらに菊芋は低GI食品なので、体重が気になる方にもおすすめです。
菊芋は髪の健康を促進する
うれしい作用の菊芋ですが、イヌリン以外にも鉄や銅、ビタミンCなど髪の健康を維持する栄養素がつまっています。
食物に含まれる鉄は毛髪に酸素を運んでくれる役割があり、髪を健康に保つため一役買ってくれます。
また銅は脱毛や薄毛を防ぐ役割のほか髪の色を濃くする成分も含まれています。
この成分が髪の毛の早すぎる白髪の防止に加え、コラーゲン生成をするビタミンC含まれているため、毛包を強化し、頭皮内の血管を健康に保つため健康な髪に貢献してくれるとされています。
全国各地で菊芋の販売が広がっている
さて冒頭で「岡山は菊芋だらけ」と述べましたが、山形、長野、熊本などなど。全国いたるところで菊芋の栽培は盛ん。そのままはもちろん、菊芋チップスやお茶、サプリメントも多く出回っていますね。
個人的にはパウダー状の商品は新鮮な菊芋を1年中食べることができるので気に入っています。
そのままお湯に溶かして飲んでもおいしいですし、味噌汁やスープ、コーヒー、お茶等の飲み物に入れたり、煮物に振りかけたりしてもおすすめ。
もちろん、生はダイレクトに美味しくシャキシャキとした食感が楽しめますから、旬な季節には色々なレシピに挑戦するのもいいですね。
乾燥して干すと、子供にも大好評の菊芋チップスができあがりますし、加熱する料理でも美味しく食べられます。ここでは簡単なレシピをご紹介します。
≪菊芋のチップス≫
1.菊芋を軽く洗い、スライサーで薄切りにする。
2.薄切りにしたものをざる等で水切りをし、天日で干す(2~3日)
3.カラカラになったら完成。乾燥剤などと一緒にしておくと保存できる
≪菊芋のサラダ≫
1.菊芋を軽く洗い、スライサーで薄切りにする。
2.他のスライスや細切りにした野菜と一緒にし好みのドレッシングで食べる
食べるときに注意すること
菊芋は豊富な栄養素がギュッと詰まっているのですが、注意したいのがカリウム。
高カリウムな為、人口透析などカリウム制限をしている方にとっては摂取過多になってしまう恐れがあります。
また私のように胃が丈夫ではない場合、一度にたくさん食べると「お腹を下す」場合があります。
以前の話ですが、私は菊芋を普通のじゃがいもだと思い、何となく手に取りレジに行き、その晩ジャガイモ代わりに菊芋を使って肉じゃがにした事があったのです。
そしてついつい沢山食べたところ見事にお腹を下しました・・・。
少しずつ、適度に続けるがポイント
個人的には、菊イモはパウダータイプを愛用し、「1日または2日に1杯」をキープしています。続けてまだ2週間くらいですが、得られた実感としては「疲れにくくなった」「風邪をひかない」という点。
色々なスーパーフードを試しているので相乗効果もありそうですが(汗 上記2つにおいてはかなり実感はあるのでご報告したいと思います。
また体質的に高血圧というより低血圧なのですが。このような体質においても菊芋は体調維持に役立ってくれているかなという手ごたえもあります。
菊芋に関しては私のスーパーフードフェチに全く乗ってこない家族にも結構評判が良く、せっせとパウダーのお茶を飲んでいます。
詳しくは聞きませんが母は高血圧で冬は用心しなければならない体質なのですが。最近血圧が安定しているようで体調も良い感じだとの事。
長年日本で愛されてきた食材ですし、菊芋を追加する生活で糖尿病から少しでも遠ざかれるなら、それはそれにこした事はありませんね(^^♪
いかがでしょうか。
血糖値や糖尿病が気になる方をはじめ、菊芋はあなたの健康維持の助っ人となってくれるはずです。