2020年から始まったコロナ情勢ですが、収束するのかと思ったとたん、関東地区を中心に、まん延防止措置などがスタートするなど、なかなか終わりが見えませんね。
日本だけではなく海外でもロックダウンが2回目に入るなど、感染者を抑えるのに四苦八苦という印象があります。
マスクを義務とされ外出にも制限が多いと何かとストレスが溜まりますよね。
このような生活が続くと免疫力も低下しますし、逆にコロナに感染してしまう可能性だって高くなるかもしれません。
自粛生活が長くなり、公共施設もクローズされると、ジム通いやカラオケなど通常だったら体調管理やストレス解消などで通っていた場所にも行きづらくなりますね。それでも食生活だけはしっかりしたものを食べておくことで、ある程度の予防にはつながります。
そこでここでは、とくにコロナ情勢が続く中でおすすめしたい成分のひとつである「ナイアシン」についてピックアップしていきたいと思います。
ナイアシンは8つあるビタミンB群のひとつ
ナイアシンは8つのビタミンB群のひとつであり、別名ビタミンB3とも呼ばれています。
2つの主要な化学形態があり、どちらも私たちの免疫力に大きくかかわっています。
- ニコチン酸 コレステロール値を下げ、心臓病のリスクを減らすことができる
- ナイアシンアミド(ニコチンアミド)乾せんの治療に役立つとされる成分。がんなどのリスクを軽減する可能性も
それでは、ナイアシンが私たちにどのようなメリットをもたらしてくれるのか。
早速見ていきましょう
メリット1.ナイアシンは私たちのDNA修復に役割を果たす
ナイアシンは抗酸化物質として作用し、細胞のシグナル伝達とDNAに修復を果たす役割を果たし、酵素を助けることによって食物をエネルギーに変換する役割があります。
ですから、コロナによってミトコンドリアの損傷やDNAへの修復が必要な場合には欠かせない成分であることは憶えておきましょう。
メリット2.ナイアシンは心臓病の予防につながる
アテローム性動脈硬化症、またはあなたの動脈の効果に関与している「酸化ストレス」や炎症を抑える、または減らすなどの働きが期待できます。
いくつかの報告によりますと、ナイアシンを心臓病の療法に使用したところ、コレステロールを低下させるスタチンなどと一緒に摂取することで、心臓病に関連する健康問題のリスクを下げる可能性がある事が判明しました。
メリット3.ナイアシンはⅠ型糖尿病のリスクを軽減する
Ⅰ型糖尿病は膵臓のインスリンの細胞を身体が攻撃して破壊する自己免疫疾患で、生まれつき疾患があると、一生薬を飲まなければいけない大変つらい症状です。
ある研究によりますとナイアシンをⅠ型糖尿病患者に投与したところ、リスクを低下させる結果が出たという報告があります。
またⅡ型糖尿病の人々にも、高コレステロール値を下げる働きが期待できるという結果も出ています。
メリット4.ナイアシンは脳機能を高める
脳は多くのエネルギーを必要とする部分ですが、とくにミトコンドリアでのエネルギー源でもあるNADを生成するうえでも、ナイアシンが必要です。
ナイアシンが欠乏するとうつ病症状などが発生することがありますが、これは脳にとって健康な活動を行うためにもナイアシンが必要であることを裏付けるものです。
その他にもアルツハイマー病などに対しても、ナイアシンは有効であることが研究によって示されています。
味噌がナイアシンを豊富に含む
ナイアシンのご紹介をしましたが、どのような食材に多く含まれているか気になりますね。
欧米などの諸外国の場合、サプリメントなどで摂取することが多いナイアシンですが、コロナ対策としての食材でおすすめなのはずばり「大豆」です。
とくに大豆を発酵して作られる味噌は最強のスーパーフードといえるでしょう。
味噌の主な成分は水分、炭水化物、たんぱく質など。
これらの成分にはナイアシンをはじめ必須アミノ酸、他のビタミン群、パントテン酸、ビオチンミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
ご存じの方も多いかと思いますが、ナイアシンのようなビタミン群は水溶性のため、身体に蓄えておくことができません。
ですので、みそ汁などを定期的に飲むという習慣は、日ごろの細胞活性化においても有効。さらにナイアシンを効果的に取ることができます。
また申し上げるまでもなく、味噌は遺伝子組み換えではない大豆を使った無農薬のものをおすすめします。
まとめ
朝日を浴びて醗酵食を取ることは1日を気持ちよくスタートさせるためにも重要であり、コロナ情勢においてもとくに大切になってきました。
もう一度日本の伝統食品を見直すいい機会ですね。
コロナ情勢においては「恐怖心」が勝って免疫力が落ちてしまった…というケースが後を絶ちませんが、そもそも日本人のこういった食材は「免疫力強化」に非常に優れていますので、ぜひ積極的にとっていきましょう。
ある程度免疫力が高まっていれば、たとえコロナウイルスがまん延していてもそれほど深刻化することはありません。
またワクチンに関しては、メディア以外での情報も大切ですね。
参照:https://note.com/nakamuraclinic/n/nd6f4ca0d5038
日々目まぐるしく変わるコロナ情勢ですが、あまり振り回されず。
あなたやあなたの大切な家族を守っていきましょう♪