転職して1年くらい経過したころ、いえもっと前からだったかもしれません。所得税の金額がやけに多いのが気になっていました。
で、同時くらいの時期に人事考課もあり。「Sarahさんもあと十数年後には定年だから・・・。」と何気なく言った上司の言葉にもふと不安を覚えたのですね。
十数年後に定年・・・、ってことは。
それまでに老後の資産を蓄えろってことか!(今さら)
何しろ都内では暗黒の派遣のループから抜け出せずにいたものですから、最重要なそんな事まで頭が回りませんでした。結局とうとう転職を果たした!と思ったのもつかの間もう最終(リタイア)までそれほど時間が無い。という事に気づかされたわけです(今さら)
もくじ
投資は皆検討中なのか?
厚生労働省によると、2015年の非正規労働者は1980万人(┬┬_┬┬)。内訳としてパート961万人、アルバイト405万人、契約社員287万人、派遣社員126万人25~54歳の非正規労働はトータルで1070万人とのこと。
資産運用どころか「明日のお給料」のため、せっせと働く人が圧倒的な状況なのがわかります。
私も派遣畑に長くおり、この状況は危機感を感じていて焦っているわけですが。
金融業界の派遣をしていたおかげで「なんとなく金の動き」の尻尾くらいなら掴めたような気がするものの、なんというのか、あまり手ごたえのある感触をした情報がありませんでした。
でも、何かしないとお金は貯まらないようだし。何もしてないと所得税とか、消費税はドンドン上がっていくようだ。
というのは分かっています。
そこで、再度ネットを検索すると。どうやら皆さん主に二つの対策を行っている人が多いらしい、というのがわかりました。
1.投資信託、FX、仮想通貨や株などへの投資。
2.アフィリエイトなどの副業。
上記に関してはネット上でもガンガン色々な情報がアップされていますし、有名なブロガーさんも多くいらっしゃいます。
私ももれず「うわ、これからどうしよう。」と焦り中の中高年なのですけれど。(今さら)
個人的には都内で発見した良いなと思う商品「ひふみ投信」に関しても、セミナーなどには参加させていただきました。まだ購入していないのですが、これは投信信託というのがイマイチよくわかっていないせいもあるかもしれませんし、米国株に興味を持ったせいでもあります。
こちらについては、また追ってコンテンツにてご紹介したいと思っています。
youtubeでバフェットに出会う
ネット検索ばっかりしていた所、日本人以外でやけに検索にひっかかるワードが出てきました。そう、あなたもよくご存知のWarren buffett(ウォーレン・バフェット)です。
ほとんどが字幕なしの動画ばかり見ていたところ、あるところに気がつきます。なんというか解説者が「うっとり」とバフェットを語っているというか。とにかく熱がある? 「バフェット銘柄が」「バフェットのランチ権が」とか。もう神?と思うくらいバフェット様状態(に思える)。
とても知的な初老の紳士という印象なのですが。嵐にも匹敵かと思うほどの人気ぶり。
氏はもう長い間実家のネブラスカのオマハで暮らしていて「オマハの賢人」というニックネームも有名だそうですが、個人的にはネブラスカはブルースプリングスティーンの出したレコードのタイトルか?というイメージで、それ以外に何があるっていう感じでした。
しかしバフェットの経営する会社の株主総会は毎年ものすごい盛況のようで「バフェット 株主総会」というキーワードを打つと「株主総会、行ってきました」と、まるでアイドルを追いかけるファンなみの勢いのブログをたくさん見かけます。
東洋経済新聞社のブログによると、2015年での株主総会参加者は、なんと4万名だったそうです!株主総会レポートのyoutubeもたくさんありますが、その日は静かな街がお祭り状態になるようで。もう神がかっているというかスターですね(汗
ちなみに嵐のコンサート動員数は調べたところ全国で237万人でした。やはり嵐はすごかった・・・
Forbusの記事では、ウォーレンバフェット氏をこのように紹介しています。
👉「オマハのオラクル」として知られるウォーレンバフェット氏は、史上最も成功している投資家の一人。
👉保険会社Geico、バッテリーメーカーDuracell、レストランチェーンDairy Queenなど、60社以上の企業を所有するBerkshire Hathawayを運営。
👉米国議会議員の息子で、彼は最初11歳で株を買う。 2018年に彼は34億ドルを寄付し、その大部分は友人のビルとメリンダ・ゲイツの財団に寄付。
ど素人ですが想像を絶するほどの大富豪という事は理解できます。
有名なエピソードも数え切れず。
例えば氏は1973年に有名なワシントンポスト社に1,100万ドル(12億3,221万)を投資し、その後40年以上保有を続け手放した時には、その価値は11億ドル(約1,232億2,168万)になっていたそうです。
この手の話は有名な投資ブログをご覧になったほうが良いかもしれませんね。とにかく伝説てんこ盛りなのがバフェット氏のすごさなのでしょう。また長年のパートナーであるマンガー氏の存在も見逃せません。
長期投資をする、という事
ちなみに私がバフェット氏の考えを知るうえでの参考となったのが以下の本でした。
35歳のOLさんが資産運用の達人に出会い、バフェット流を叩き込まれながら次第に投資に目覚める。という本。初心者にもわかりやすい。
有名なバフェットからの手紙も参考にしましたが。うーん庶民には難しい?参考にされたい方はバイブル本として知られていますので一読あれ。
株や投資信託というのは「あわただしくチャートを見ながら毎日売るか、買うかジャッジしないといけないもの。」というイメージがありました。
ところがネットでバフェット氏の考えを読み調べたところ、どうやらそうではなく。
長期間に渡って業績が伸び続ける銘柄を一度も売却することなく持ち続けることが大切なのかなと、うっすらですが理解できるようになりました。
これにはアインシュタインの大発見である「複利」の力が関係しているようです。以下に挙げておきます。
👉別名72の法則。資産運用において元本が2倍になるような年利と年数。
👉時間が経つにつれお金が複利を呼び、お金が貯まるのが加速していく。
👉上記理論を活用するには永続性が期待できる企業に長期投資する。
残念ながらこの考えによる貯蓄法は「若ければ若いほど有利」な様子。また長期投資できる「優良な企業」を見つけないと全く恩恵に預かれないケースもありそうですね。
ちなみにバフェット氏を知った当初(1年前)は、あなたと同じように「これか!」と手あたり次第「バフェット本」を探し、ノウハウを伝授とはいかずともカジる程度までは頑張りたい!と躍起になりました。
しかし、やはり会計の知識がほとんど無い素人が立ち入るには危険が多いのが投資という世界という事も改めて知ることになり。今ではまずは基本(財務諸表を読むこと)からスタートしないと結果は出ないのかな?とも考えています。
それでもなぜバフェット氏の考えを支持しているのかというと理由は以下の通りです。おそらくあなたにも共通点はあるのではないでしょうか。
👉長期投資が可能(チャートを気にしなくてよい)
👉自分も知っている大手企業に、少額から投資可能。
👉バフェット氏の圧倒的な運営結果と指示。考え方のわかりやすさ(多少こけても大損はしなさそう)
というわけで
現在は複利の力を信じ、いくつか口座開設にチャレンジ。まず開設してみたのは、米国株の手数料が安いことで知られるSBI証券です。
そして、まずコカ・コーラやS&P500などの「バフェット銘柄」を購入し動きを見ることにしました。
残念ながらナカナカ厳しい財政状況のため、一度にたくさん株を購入しているか。といえばそうではありません。
財務諸表もたくさん読めているかといえばこちらも全くなしのつぶて(汗。ですが、一定の評価にはなっています。
ちなみにyahoo! ファイナンスを見ながら、以下の書籍で指摘のあった財務状況を眺め(おお!これは間違いなさそう)と思ったりはしておりました。ど素人ながら一応勉強はさせていただいておりますので言い訳として紹介しておきます。
消費者の目線は大事にしたい。
あと大事にしているのが、毎日の生活での出来事。例えば料理中ちょっと包丁でケガをして使ったバンドエイドの銘柄とか。
当たり前のように箱買いしていく人が持って行ったドリンクのメーカーとか。最近やけに耳にする、MAツールの企業名とか。
財務諸表も大切ですが、そんな生活のなかにもヒントはたくさんあるのかなぁと思い、身近なところで活躍している商品のチャートはポチポチ見るようにはなりました。
お金と健康は簡単ではない?
最後になりますが。忘れてはいけないのが、健康とお金は密接な関係があるという事。
個人や家族の経済状況が健康を左右するのは当然のこと。貯蓄がなければ買い物はできませんし、食材はもちろん希望する栄養補助剤も手に入りませんよね。
それでいえば、私たちすべての人が
お金に振り回される人生ともいえます。
しかしながら、世界でもトップクラスのバフェット氏の暮らす家は実に質素なたたずまいなのだそうで。億万長者だからといって豪邸には住まず、かなり資産を大事にしているようです。そういった点でも見習う事がたくさんあります。
もちろんプロ中のプロである氏の戦略は未知な部分が多くど素人には絶対真似できません。今の運用ですが、例えでいえばプロの登山家でも無い人間が軽装でエベレストを登るくらいの無謀さではないかと断言できます。
とにかく「バフェット氏の真似をしたからと言って資産が増える」のでは無い。とはハッキリ思っています。ですがファンドの基本設計の重要性、良い市場を選び、良いタイミングで投資することの大切さは頑張って学べば理解できるので、それがプラスに転じればいいのかな、とも。
笑顔で老後を迎えるために
運命は不思議です。
・金銭感覚はゼロだったのに金融業界に入って投資信託を知り、
・そこから「ひふみ投信」のような資産運用ができる商品に出会い
・どうやら世界中から支持のあるバフェット氏の法則を知る。
このステップを踏んでいなければ、おそらく今ごろ適当に株やFXをしてみて一発退場。もう二度と株を買う、なんて気持ちにはならなかったことでしょう。
ひょんな事からウォーレンバフェット氏を知ることができたのも、ネット社会がもたらしてくれた恩恵なのかもしれません。おそらく世界中の資産運用をしている人がそう思っているのではないでしょうか。
10月には(また)消費税増税が控えている日本。暮らしていくには色々考えていかざるを得ません。まずは資産運用とは何かを正しく学び、財務諸表を読みとき、良い企業に投資することから資産を作っていきたい今日この頃です。あなたはいかがでしょうか?