私たちの生活はつねに刺激にさらされています。
刺激にいろいろなものがあり、カフェや学校・職場に行くなどの行動も刺激の一つです。
心地よい刺激は生活に張りを与えてくれるものですが、過剰になると「夜眠れない」「眠りが浅い」などといった症状が起こることは起こりえるもの。
とくに最近ではスマートフォンなどから発信される電磁波が交感神経を刺激するケースが多く、睡眠の質が下がる傾向に。これが続くとやがて免疫システムが低下し、イライラしたり風邪などにかかりやすくなる事が発生します。
このような生活環境における睡眠にもCBDは有効とされ、改善のために摂取する人が増えてきています。
それでは、CBDはどのようにして睡眠の改善をサポートしてくれるのでしょうか。
ここではとくにCBDと睡眠改善にフォーカスを当てて、そのメカニズムをご紹介してみたいと思います。
CBDは内因性カンナビノイドを高める
睡眠の質にふれるまえに、まずはCBDとカンナビノイドの関係を見ていきましょう。
CBDは私たちの生体プロセスの多くに作用していきますが、とくにちゅうもくされているのが、内因性カンナビノイド系(ECS)との関係です。
カンナビノイドとは、生活におけるリラックス効果や、辛い思い出などを排除するなど、私たちを悪い記憶の外から守ってくれる働きを持っています。
CBDは、このカンナビノイドシステムと一緒になって体のバランスを最適な状態に導くサポートをします。
CBDに含まれる「テルペン」が安眠へ導く
CBDの原材料である大麻(ヘンプ)には、テルペンという要素が含まれています。これはヘンプ内の味と香りに関わる有機炭化水素です。
テルペンの役割ですが、大麻(ヘンプ)の成長期に受粉をさせ受精させることが目的です。ですから味と香りがあるわけですが、その他にもバクテリアやカビなどから身を守る役割なども担っています。
じつはこのテルペン、私たちにとって大切な成分でもあります。
なぜなら発がん遺伝子の働きを抑える作用や、血行を改善、新陳代謝を活発する、覚醒作用のあるものなど、よい働きをするものが多く含まれているからです。
とくに安眠に関しては私たちの抗ストレス軽減や、リラックスをさせる成分が含まれていることもわかりました。これらのテルペンが安眠へ導くため役立ちます。
- リモネン…ファイトケミカルであるリモネンは身体の免疫細胞を活性化して、ウイルスが外部から侵入するのを防ぎます。また神経を正常にする細胞本来の働きを正常化するほか、不安ストレスの軽減や、神経を興奮から鎮める働きをします。
- リナロール…ラベンダーなどにも含まれており、心を落ち着かせてリラックスさせる作用があります。
- ピネン…ピネンは抗感染作用や組織を再生する作用があります。それ以外には、抗炎症作用や鬱などを払しょくする働きももち、さらに風邪のウイルスから体を守り予防します。
補足:抗ヒスタミン睡眠薬には眠気が強く出る
睡眠障害になって一番早く手に取るのは睡眠補助の薬かと思います。
ですが、抗ヒスタミン作用が含まれる睡眠薬などは強い眠気を感じることが多く、普段の生活にも支障が生じる場合も少なくありません。
CBDは、そのような副作用は感じないまま人間本来の「眠る力」をサポートするのに役立つといえ、薬よりも自然な形でのサポートをしてくれるアイテムです。
ですが十分な運動や就寝前にカフェインを避けるなど、日ごろの生活習慣の見直しも図る必要性があることは覚えておきましょう。
選ぶならフルスペクラム・ブロードスペクラムのCBDを
チェコの大麻研究者であるルミール・ハヌス博士によりますと、ヘンプのエキスの中でもとくに「ブロードスペクトラムまたはフルスペクトラルのものを接種した方が、より高い効果が出る」と述べています。
このフルスペクトラム・ブロードスペクトラムは以下の通りです。
- フルスペクラムCBD…原料に近い成分を含んだCBDのこと。ヘンプには100以上のカンナビノイド、テルペン、ビタミン、フラビノイドが含まれていますが、純度が高い状態のものはこれらをすべて含んでいます。
- ブロードスペクトラムCBD…ヘンプのなかでもTHC(テトラヒドロカンナビノール)を除いた成分を含むCBDのこと。
ちなみに、上記の2つ以外には「アイソレート」があります。
アイソレートとはCBDのみを抽出したもので、とくに睡眠に必要なカンナビノイドやテルペンを含んでいません。
ですから、もしあなたがより安眠を求めるのであればフルスペクラム・ブロードスペクラムのCBDを選ぶことをおすすめします。
低用量から始めて少しずつ増やすこと
CBDはオイルやグミ、タバコなど色々な形の商品がありますが、あなたが睡眠を確保したいのであれば「同じ形態のものを定期的に続ける」ことをおススメします。
必要量としての基本は1日50~100mgをまずはとってみて、徐々に増やしていき、自分が心地よいと思った量を一定して続けていくことです。
これにより、体内のカンナビノイドが増えていきますので、まずは少しずつから始めていきましょう。
睡眠改善には、就寝前の一時間前後にとることがよいとされていますが、あなたのペースで摂取していただいてOKです。
もし気になるなら、適正量を一度計算してみることをおススメします。
睡眠障害は一度かかってしまうと、とても辛い状態となります。
改善に速やかに戻れるよう、CBDを使って、本来あった自然治癒力を再び高めていってください。