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マインドフルネスってなに? 実際のやり方やアプリ、書籍の紹介

このところ、やけに「ロジカルシンキング」と叫ばれる時代。ビジネスにおいては大事なのかもしれませんが、おそらくとても脳が疲れているような気がします。

おそらくこれは左脳と右脳のバランスが偏っているせいかと。

小さいころはお日様と共に置き、夕日が沈むころ家に帰り、お星さまと共に眠る・・・といった調和がありましたが、いざ大人になってみると必要以上に早く起き、数字ばかりを追いかける仕事につき、とっぷりと暮れた深夜までパソコンを見る生活になってしまいました。

sarah
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余裕ない感じは改めたいものだ!

左脳ばかりを使う私たちの生活

私たちの脳は左脳と右脳に分かれていますね。左脳は、思考や論理をつかさどる部分。分析や説得、合理的、理性的な感情を支配しています。

一方、右脳は知性や感性をつかさどっています。直観や創造的なもの、芸術や音楽といった部分がここにあたります。

ビジネスではどうやら左脳ばかりを求められるケースがほとんどで、右脳があまり活躍できていない状況です。

こういった状態が続くと、自分の考えに固執したり、人との平和や調和を乱しはては「幸せ」という感情まで失われてしまう可能性があります。

sarah
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うーん、それってどうなん?

なぜ、いま「マインドフルネス」なのか?

さて、そんな時代に注目されているのが「マインドフルネス」。仏教の教えからきており、単純に言えば「その一瞬に全力を傾けること」を指し、気づきや集中、覚醒などの用語と同じと考えられます。

つまり、こういう事です。私たちはいま、かつてないほど膨大な業務量をこなしていますね。

例えば、子供の送り迎えをしながらラップトップでメールのチェックをし、急いで朝食を食べ仕事へ出勤。

職場ではミーティング、ミーティング後の資料整備、子供の迎えの準備、寝る前の夕食の支度。そしてまた就寝前には最後のビジネスメールのチェック・・・。

いかがでしょう。思い当たる節はありませんか?

このような毎日をこなしていくと、やがて心は疲弊し、果ては鬱を患ってしまう場合もあります。

マインドフルネスは、Googleなど、シリコンバレーでの一大企業で研修に取り入れられている事から一躍有名になりました。

膨大なマルチタスクをこなすことで疲労する左脳に対してアプローチできることや、また以前よりも仕事の質が上がることなどをメリットとして実践しているようです。

一歩先ではなく「今」を生きる

左脳ばかり使う生活を見直し、マインドフルネスに生きると「今に感謝」できるようになり、幸福感が増すことにもつながります。

また、心の平穏が取り戻され、イライラや集中力が無くなるといった事も少なくなるようです。

さて、やり方は簡単そうに見えて難しいなと個人的には思います。なぜなら「今」に集中しなければならないからです。

たとえば、あなたが今お皿を洗っているとします。すると別な音には耳を向けず(お皿を洗うこと)だけに集中します。水が流れる感覚や、陶器の質感を感じます。

またデザートを食べているとき。他には気を取られずデザートだけに集中します。フルーツの場合、その果肉や舌に乗った時の感覚に集中するわけです。

個人的な話ですが、私も最近マインドフルネスの実践をすっかり忘れていました。すると残念なことに、せっかく美味しいデザートを食べたのに、もうその味すら数時間後には忘れてしまっているのです。

楽しかった事も同じです。「今」を生きるのを忘れているので、旅行へ行っても食事をしても、その瞬間を十分に楽しめなかったような気分になります。

忙しすぎてマインドフルネスを失っていると、だれかに言われた一言で必要以上に傷ついたり、腹が立つといったことが起こります。そして、ネガティブな感情に支配されてしまいます。

マインドフルネスを少しずつでも実践していくことで、今までおざなりにしていた日々の業務や食事のとり方にも少しずつ変化が見られ、それがやがて毎日の変化となってきます。

瞑想の効果

マインドフルネスの状態に早くなれるため、時にはヨガのようなストレッチや、瞑想などを実践することもありますが、Googleなどでも「瞑想」のエクササイズは実践されているもののひとつです。

瞑想をしていると最初、雑念やネガティブな考えが浮かんできますが、マインドフルネスではそれさえも観察し、気付いたものに「これは雑念である」と意識的に名前をつけます。

こうして、頭に浮かぶ雑念さえも一瞬一瞬に集中する訓練を続けることでマインドフルネスの感覚を体感する近道となるのです。

さて、それでは実際に体感できるアプリや本をご紹介します。

マインドフルネス・アプリ

スマホからも無料でダウンロードできるアプリ。入門編では、1日のセッションが5分ででき、呼吸法や、音、感謝などのテーマにそってマインドフルネスが実践できるというもの。とりかかりとしてはおススメです。

マインドフルネス瞑想 - 無料でやり方や効果を学べるアプリ

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1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門


 

自宅やオフィスでも簡単に行える入門書です。CDを聴き、マインドフルネスをスタイルから実践できる本。「頭がスッキリした」「マインドフルネスが理解できた」といった感想も多く、入門書として試してみるのにはよいかもしれません。

マインドフルネス


ヴィパッサナー瞑想(以下、「瞑想」と記載)について記した本。私はこちらを読み、マインドフルネスをスタートしました。

みかんを食べるワーク、お皿を洗うワーク、など日常の実践について丁寧に書いており、しばらくは真似をしてマインドフルに生活してみました。

当時はとてもイライラすることが多かったので、思えばこの瞑想を通じて、イライラすることも減っていました。

いかがでしょうか。

上記でも述べましたが、最近はマインドフルネスを怠っており。「そろそろまた実践しなければならないな」と痛感しています(笑

マインドフルに生きると、丁寧な暮らしが戻ってきますし「今この時間」をとても大切に思うことができます。

心をなくす、と書いて忙しいと読みますよね。

多忙すぎる現代においては、マインドフルネスを実践してみることで、右脳が活性化し調和のとれた精神状態が生まれるはずです。