世界保健機関(WHO)の推計によりますと、2015年におけるうつ病は世界で推計3億2,200万人に上るという報告書が発表されています。
さらに、うつに苦しむ人が全世界人口の4パーセントを超ているにも関わらず、多くは正しい診断や適切な治療を受けられていない状況のようです。
地域別分布比によりますとアジア・太平洋地域では世界全体の約48パーセント、アメリカ地域は約15パーセントで欧州地域は約12パーセント。
年齢別では55~74歳の発症率が高かった。女性はどの世代でも男性よりも発症率が高く、特に60~64歳の女性は全人口比で8パーセント近くの方がうつに悩まされているそうです。
そこで、うつになるメカニズムや予防対策について考えてみました。
うつ病の原因について
うつ病がなぜ起こるについての原因や発症メカニズムについては、まだはっきりしたことはわかっていないのが現状です。
しかし、これまでの研究によりますと、うつ病とは脳のエネルギーが欠乏した状態であり、欠乏することで憂うつな気分やさまざまな意欲の低下をはじめ、食欲の低下や睡眠障害など、さまざまな身体的な症状として現れることがあります。
また日本においてはネオニコチノイド系における農薬の残留基準値が緩い点についても警鐘があります。
ネオニコチノイド系の農薬は、有機リン系農薬の危険性がはっきりしてきたことから、ここ20年のうちに新しく出てきた農薬です。
このネオニコチノイド系農薬は神経を興奮させて続ける事で、生物を殺すという神経系の作用が懸念されていますが、この農薬には、浸透性、残効生、神経毒性があるといわれています。
神経毒性により、自閉症をはじめ、ADHD、学習障害などの発達障害になる可能性が指摘されており、うつが発症する原因になるともいわれています。
ネオニコチノイド系の基準がゆるい日本
実はネオニコチノイド系農薬の基準において、日本はアメリカの10倍、EUの100~1000倍ゆるいと状態なのをご存知でしょうか。
ネオニコチノイド系農薬について、EUは一昨年から安全性が確認されるまで暫定的に使用を中止、アメリカや韓国でさえ新規の使用を禁止しています。
それほどまでに他国では危険視をしているにも関わらず日本では逆に規制を緩和する方向で調整しています。
すべてがネオニコチノイド系農薬のせい、とは言えませんが、うつ病の要因としてネオニコチノイド系の関与が考えられるといえるでしょう。
気分障害との違いについて
普段の生活において憂うつになったり、気分が落ち込んだりといった感情の波は様々なライフイベントにおいてあるかと思います。とくにパートナーの死や病気などが起きた場合、そのような落ち込んだ気分は、時間が経過することが回復の原因となります。
ですが、うつの場合はそうではありません。回復するのには長くて数年、ひょっとすると完治しない場合さえあります。
ちなみに、うつの初期症状になると、以下の症状が出てくるといわれています。
・元気がない
・作業の能率が下がる
・食欲がない
・ミスが増える、眠れなくなる
・イライラすることが増える
脳の中では、情報を伝達するためにさまざまな神経伝達物質が働いており、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどがめぐっていますが、これらが減ることで引き起こされるとされています。
ネオニコチノイド系農薬により神経伝達物質がうまく連携できないことも十分考えられますので、やはり農薬は気を付けるべきだともいえます。
ネオニコチノイド系農薬が多く入っているモノ
さて、それではどのような食品にネオニコチノイド系農薬は多く入っているのでしょうか?ここではBの残留量が多い商品を、食品をメインにピックアップしてみました。
1.お米
2.お茶
3.ゴキブリ駆除剤
4.猫のノミ取り剤 など
とくにお米、お茶などにおいては、毎日の生活に欠かせないもの。これらを毎日摂取することでうつ予備軍になっているとしたら…なんだかゾッとしますね。
うつを予防するためには?
ネオニコチノイド系農薬の食材を回避することでうつ病にならないか。と言われると100パーセントイエスとはいえません。また日本においては、かなりの食品に農薬が使われていて、すべてを回避するのはほぼ不可能といえます。
ですが、いたずらに脳の中枢神経を壊すようなきっかけを取り除く事は、うつを予防するための一つになるといえるでしょう。
その為には、やはり日ごろから食の安全を心がける事に越したことはありません。
時間が無い方の場合には、スーパーで購入するものとは別に、ECサイトから直接購入してみるというのがありますが、個人的には以下のようなサイトをお勧めしています。
有機野菜のハート | 無肥料・無農薬の野菜を販売 |
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農薬を避けること以外でも大切なことがあります。そこで、おすすめの予防方法について以下にまとめました。
ポイント1:太陽に当たる
ポイント2:ヨガやジョギング、ウォーキングを習慣化する
ポイント3:カムカムでビタミンCを摂取する
太陽の日差しはビタミンDを生成するために必要なもの。とくにオフィスワークが長いと、思いがけずあまり日差しを浴びていないことも多くあります。
太陽のある生活を行うには、ご自身で自家栽培をし農薬から少し距離を置いてみるのも一つ。最近では畑のシェアも流行っています。体を動かしたり太陽の日差しを浴びるのは一石二鳥かもしれませんね!
レンタル畑の詳細はこちらからまたビタミンCは、体内では生成できない類の栄養素です。このサイトでは圧倒的なビタミンCを誇るカムカムベリーをお勧めしています。
まとめ
30代の頃、仕事などでバランスを崩し一度鬱になりかけた事があります。
すると今までの生活ができず、ほとんど寝てばかり。今から振り返っても本格的な鬱になることを防げて本当に良かったと痛感しています。
農薬を中心に、うつの話を取り上げましたが、環境と脳は密接なつながりがあります。初期症状があった場合には一度お医者様にチェックしてもらう事も大切。またお勧めしたような方法もぜひ実践してみてください。