2021年の3.11で東日本大震災から10年が経ちました。
その間も世界情勢はめまぐるしく変化し、コロナウイルスなども発生。21世紀に暮らす私たちの周りは劣化の一途のような状態ですから、今後もよりいっそう環境に気をつけなければいけません。
コロナ禍における私たちが今後気をつけていきたいもの。それはずばり「空気」。
なぜなら、空気は食べ物よりも多く体をめぐり吐き出すものですし、大気中にウイルスや化学物質が多いと自然と体内に取り込まれてしまうからです。
一度取り込んでしまったものは、残念ながら自らデトックスをしていくしか方法がありませんし、ウイルスに対しては免疫をつけていくしかありません。
そこで今回は、体内に入ってしまった化学物質をどう取り除くかにフォーカスし、おすすめのデトックスフードについてご紹介したいと思います。
大気中にある化学物質が体内に蓄積するとどうなる?
日本ではいくつかの健康被害をもたらす化学物質が大気中に含まれています。
主には以下のような内容です。
- 二酸化硫黄…窒素と酸素の化合物で、工場や自当社、家庭内で発生します。大部分が一酸化窒素として排出され、大気中で参加し二酸化窒素となります。
- 浮遊粉じん…大気中に長い間ふゆうしているばいじんなどを指します。ものの燃焼によって生じたスズなどが原因です。
- 放射能物質…原子力発電所の故障などの影響で大気中に散布されています。放射能を持つ物質の総称である。 主に、ウラン、プルトニウム、トリウムのような核燃料物質を指します。
日本の場合、狭い空間に42もの原子力発電所があり、福島第一原発では1~3号炉が過熱し、一部で炉心溶融(メルトダウン)も発生していますから、大気中にはまだ放射能物質があると考えていいでしょう。
高線量の被ばくではないものの、低線量の放射性物質は日本全国に蔓延していて、土なども汚しています。
空気からはもちろんですが、このような汚れた土で育った作物からも化学物質が体内に入る可能性があります。人によりますが、放射能物質が体内に蓄積されると以下のような症状が出やすいです。
- めまい
- しびれ
- 息切れ
- 急に眠くなる(倒れる)
- 甲状腺の低下
- 免疫力の低下
- 腎機能の低下
- がん
- 白血病
- 心筋梗塞 など
ですが、残念ながら生きる上で「呼吸をしない」という選択肢はありません。
ではどうしたらよいのでしょうか。方法は3つあります。
- 定期的に化学物質が少ない場所に保養に行く
- デトックス作用があるスーパーフードを取る
- 汗をかいて、老廃物を取り除く
どれも定期的に実践することで、身体の中にある化学物質を少なくすることが可能ですが、特に2と3は簡単なので、ぜひ実践していきたいですね。
そこで、今回は2のデトックスフードをいくつか見ていきましょう。
おすすめデトックスフード1.生姜
生姜は抗酸化物質が豊富で身体をあたためて血の巡りを良くし、高いデトックス効果を高めてくれます。
身体を温めることができますから、紅茶などにすりおろして楽しんでみるのもおススメです。
おすすめデトックスフード2.緑茶
日本でおなじみの緑茶にも、デトックス作用が期待できます。
緑茶はダイエットにもおすすめの飲み物ですが、抗酸化物質も多く日常的に取り入れることで良い作用があります。
また水分を取ることもデトックスにつながるため、緑茶を取ることは理にかなったデトックスだといえます。
おすすめデトックスフード3.玄米
ビタミンB群をはじめ、マグネシウム、マンガン、リンなど多くの重要なデトックス栄養素を含んでいます。
またお通じをよくする食物繊維が豊富で、肝臓を保護する作用も期待できます。
おすすめデトックスフード4.パクチー
コリアンダー(パクチー)は体内から重金属を追い出すキレート効果が期待でき、いくつかの抗酸化物質を提供し、フリーラジカルによる細胞の損傷を防ぎます。
一部の動物および試験管の研究によりますと、コリアンダーが高血圧やLDL(悪玉)コレステロール値などの心臓病の危険因子を低下させる可能性があることが示唆されています。
またコリアンダー(パクチー)に含まれるカリウムも利尿剤として作用し、体が過剰なナトリウムと水を洗い流し、コレステロールを下げるのにも役立つ可能性が高いという研究もあります。
おすすめデトックスフード5.チャコール
あまり一般的ではありませんが、チャコール商品もおすすめのデトックス食材です。
活性化された炭は、細孔(さいこう)と呼ばれる無数の穴ができます。
この小さな細孔が毒素や脂質を吸着させるため、高いデトックス効果やダイエットが期待できるのです。
ちなみにチャコールは細孔が毒素を吸着し体内に蓄積された毒素が取り除いてくれ、ノロウイルスやコレラなどの感染症にかかった時にも有効で、食事後少し気持ちが悪くなった場合、チャコールを即座にとると解消されるケースもあります。
食材は農薬不使用・非遺伝子組み換えのものを
環境から身を守るデトックスフードについてご紹介しましたが、他のページでもお伝えしている通り、私たちの身近な食材は決して安全ではなくなりました。
なぜなら、農薬の使用量は日本は群を抜いて高く、平成22(2010)年までのデータによると上から中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順。
単位面積あたりの農薬使用量は、アメリカの約7倍という調査結果があります。
データー参照元:日本の野菜は海外で「汚染物」扱いされている
上記にご紹介したデトックスフードも、せっかく化学物質を取り除くために取り入れても、農薬基準が高いものを使ってしまうと本末転倒です。
そこで、ぜひ以下の点を注意しましょう。
- 農薬を使っていないスーパーフードを摂取する
- 放射能汚染の基準をクリアした食材を選ぶ
- 遺伝子組み換えではない食材を選ぶ
残念ながら、通常のスーパーマーケットなどでは「無農薬 非遺伝子組み換え」といった表記が見つけにくい場合がありますから、可能であればオーガニック専門店などで気になる商品を見つけてみることをおすすめします。
おわりに
私たちは「気がつかない」うちに化学物質を身体に取り入れざるをえない状況になっています。
残念ながらこの状況は覆すことが不可能なので、どんな年代の方でも定期的な「デトックス」は必要です。
上記にご紹介したようなスーパーフードは身近にありますし、気軽に摂取することができますから、ぜひ日常に取り入れていきましょう。
21世紀の環境においても、あなたの細胞が活性化し、毎日を生き生きすごせますよう、ぜひこれらのスーパーフードをチェックしてみてくださいね(^^♪