新型コロナウイルスの影響は想像以上に長期戦となりそうな雰囲気となってきています。
世界中で「ロックダウン」が続いていて、どの国も防衛対策にやっきになっていますね。
ですが、そんななかでも対応策はみえるようになってきました。
なかでも「感染接触」、とくに指先についたウイルスからどう身を守るかによって、かなり感染率が変わってきそうです。
そこで今回はこの感染接触の対応策についてフォーカスしてみたいと思います。
感染接触対策の一番は「顔に触れないこと」
指先についたウイルスがなぜ危険かというと、そこから人は口や目などに触れてしまうからなのだそうです。
ウイルスが人の身体に簡単に入ってしまう原因として、この目や口、鼻の粘膜からの侵入が増える事が原因なのはわかっています。
では、私たちはいったいどれだけ顔に触れているのでしょうか。
ニューサウスウェールズ大学が医学生を対象に行った研究によりますと、平均して人は1時間に23回も自分の顔に触れていることがわかりました。
ふれた場所は以下のような結果だったそうです。
- 1位…口(全体の36パーセント)
- 2位…鼻(全体の31パーセント)
- 3位…目(全体の27パーセント)
- 4位…口・鼻・目の組み合わせ(全体の6パーセント)
いかがでしょうか。
結構たくさん触れていることがわかります。
習慣を意識して顔の接触を防ぐには
普段何気ない習慣を変えるのは簡単ではありませんが、逆にいえば「顔に触れない」習慣ができれば、かなりウイルスの影響から逃れることができるかもしれません。
そのためにやっておきたいことをピックアップしてみました。
1.顔に触れる習慣についての理解
先ほどご紹介したニューサウスウェールズ大学の研究結果をふまえ、ウイルスが感染しやすい場所(目・鼻・口)などを意識することでいつもの習慣を減らすよう工夫していきます。
たとえばすぐ口に手をあてるクセのある人は、誰かにチェックしてもらう。または口に手を当てる習慣が出そうになったら頬に触れるなど回避するうごきに変える。
マスクは有効か?という点ですが。
顔を20回以上触れるとなれば、ぜひ活用したいアイテムです。
他人への感染を防ぐという事もありますが、鼻や口に触れる習慣を抑えるのには、かなり効果を発揮するでしょう。
ただし表側はすでに汚れていますから、1回使用したマスクは洗って使わず、使い捨てにすることが大切です。
2.くしゃみをする際の動作に気を付ける
くしゃみをする際は、二の腕で口をふさぐ、後ろを振り向くなどの対策をとるだけでもずいぶん違います。
ハンカチも有効ですが、一回使用したら、こまめに洗濯をしておくことも大事です。
3.タッチペンを使う
今回のウイルス騒動では、主に「指からの感染」をいかに防ぐかがポイントとなっています。
そこで市販で販売されているタッチペンを使って上手に指からの感染を防いでいきましょう。
主な感染ルートは以下のような場所があります。
・エレベーターのボタン
・駅などのチケット販売機
・銀行のATM
・マンションのセキュリティシステム
など
多くの人が触れるものであればあるほど、こういったペンを有効活用して指先では極力対応しないことも、感染予防につながります。
おわりに
「触れる」という行為が、これだけの大事件になるのは誰もが想像しなかった状況だと思います。
それでも、ペストやスペイン風邪を乗り越えてきたように、人はなんとか解決策を導き出し生きていこうとするものです。
楽観視はできない状況ではありますが、将来的にはこういったウイルスに対する方法ができてくるのではないかと思います。
それまでは今までの知恵を生かしながらウイルス対策を実践していくことが必要ですね。
まずは顔に触れる習慣を見直してみてはいかがでしょうか?