ハーブ・スパイス

見て楽しむだけじゃない!ローズウォーターの持つ優れた抗酸化作用5選

あなたは「バラ」と聞いて何を思い浮かべますか?

おそらくほとんどの場合、バラは観賞用やプレゼント、装飾などに使われるもの。というイメージが強いはずです。

じつはバラの花にはもうひとつ、精油や水(ローズウォーター)として、私たちの細胞活性化に役立つ事がわかっています。

古くからイランをはじめとする中東諸国では、ローズウォーターは薬用として使用されていいて、今でも非常に重宝されています。

そこで、ここでは「ローズウォーターがもたらす細胞活性化の秘密」について紹介してみたいと思います。

ローズウォーターって何?

ローズウォーター(バラ水)は、花びらを水蒸気で蒸して作られた水のこと。

家庭でも作ることは可能ですが、バラは高くオーガニックなものが必要となるので、コスト的には市販の物がおすすめです。

あなたもすでにご存じの、バラ特有の優雅な風味と香りは中東でも人気が高く、ドロップなどのお菓子にも使用されています。

また薬効としても期待されていることから、日常の製品としてもローズウォーターは親しまれています。

その主な期待できる作用は以下のようなものです。

・鎮痛作用
・気管支への働きかけ
・抗けいれん作用
・リラックス効果
・抗炎症剤 など

また、ローズウォーターの使用方法としては

・肌に直接塗る
・引用する
・香りをかぐ

などがありますが、もう少し詳しくみてみましょう。

ローズウォーターに期待できること

その1.リラックス効果

バラにはもともと「ティーローズエレメント」という成分が含まれています。

これはリラックス作用をもたらすものとして知られる成分ですが、バラにはラベンダーのおよそ4倍ものティーローズエレメントが含まれていることが分かっています。

この成分がストレスを軽減し、リラックス効果をもたらしたり、うつの予防や不眠などに働きかけることが期待できます。

その2.湿疹やシミなどへの働きかけ

ローズウォーターにはローズポリフェノールという高い抗酸化作用があります。

この成分は、体内の活性酸素の発生を抑制し、湿疹やニキビをはじめ、シミや皺などにも期待がもてる成分です。

とくに忙しいワーママの場合、ローズゥオーターが一本あれば、朝の忙しい時間でも肌のハリキープの期待が持てます。

その3.呼吸器官への働きかけ

海外の研究によると、ローズウォーターはのどの筋肉の弛緩剤としても有効であることがわかっています。
これは、ローズウォーターがもたらす鎮静効果と炎症効果が喉の痛みを和らげる為です。

使い方としては、嗽をしたり、スプレーで喉に吹きかける方法があります。

その4.目の炎症を和らげる

ローズウォーターは点眼薬としても有効で、目の疲れや健康を維持するためにも使われる事があります。

とくに以下のような症状や予防にも、ローズウォーターを使ってみるとよいでしょう。

・結膜炎
・ドライアイ
・白内障予防 など

その5.消化器系への働きかけ

ローズウォーターは胆汁などの流れを増やし、胃のむかつきなどの不快な症状を和らげる作用があります。

また便秘解消などにも期待ができるので、お通じが気になる方は飲用してみるのも良いでしょう。

ローズウォーターを習慣化すると起こること

上記に述べたような優れた作用は、毎日少しずつローズウォーターを摂取することで起こります。

くれぐれも大量に使わず徐々に体を慣らしていきましょう。

最初は何も起こらない可能性もありますが、使い続ける内に以下のような効果も期待できるはずです。

・肌が徐々にイキイキし、ふっくらとしてくる

・くすみのある感じが少しずつ解消してくる

・沈みがちだった気分が少し良くなってくる

・膨満感、おなかの不調、便秘などの消化器系トラブルが回復してくる

・イライラ感が少し改善してくる

・渇きがちだった目に潤いが出てくる

など

すべてを解消するわけでは無いかもしれませんが、ローズウォーターが日々の生活にあって悪いことはなさそうですね。

ローズウォーターの簡単な取り方

冒頭でも述べましたが、ローズウォーターは飲む、肌につける、香をかぐ、などの方法で使います。

飲用の場合「どうやって飲むの?」という疑問があるかと思いますが、ストレートで飲むことはお勧めしません。

ハーブティーに馴染むように混ぜる、ソーダなどに入れて飲むなどのアレンジが必要となります。

とくにカクテルはおすすめで、ジンなどのアルコールとローズウォーターの愛称は抜群です。

肌に使用する場合には化粧水同様コットンで叩くなど、いつものお手入れ同様でいいでしょう。

目の疲れを癒したい場合には、コットンにたっぷりローズウォーターを含ませ、瞼に置いてリラックスしましょう。

飲用の場合にはビタミンやミネラルの補給効果が、肌に塗れば抗炎症作用が期待できます。

おわりに

バラの花は見ているだけで心癒されますが、飲んでよし、塗ってよし、香りにも高い癒し効果があることをご紹介させていただきました。

アマゾンなどのECショップでも手軽に購入でき、コスト面も優しいのがうれしいですね。

小さなお子さんから大人まで使って安全なローズウォーター。

あなたの細胞活性化に役立ててみてはいかがでしょうか。