もうすっかり日常用語と化している「電磁波」。
ご存じだとは思いますが、電磁波とは電子と磁気が組み合わさって空間を伝達する波のことです。
生活必需品となったスマートフォンをはじめ、大都市 などでは、電磁波が無い場所を見つけるのが難しいくらい、電磁で動く製品が普及してしまっています。
特に近年は、Wi-fiなどの無線デバイスをはじめ IH 調理器などの ISM 機器、 電子式商品監視 (万引き防止) システムなどの普及など、電磁波が無いと成り立たない状態です。
しかしながら、これらを機能させるガジェットによってもたらされる電磁波の健康上のリスクを認識している人はほとんどいません。
一番心配なのが、近年徐々に「電磁波過敏症(EHS)」と呼ばれるナゾの症状が増えていることです。
そこで、電磁波が起こす体内への影響や、どうやって防御するべきかなどについて
ここではご紹介していきたいと思います。
電磁波の種類は2つある
電磁波には2種類があり、ひとつが非電離放射線、もう一つが電離放射線です。
非電離放射線は低レベルの放射線で主には以下のような電子機器があります。
・電子レンジ・IHクッキングヒーター
・携帯電話
・Wi-Fiルーター
・電力線・ハウスエネルギーメーター など
その他、ノート型パソコンやドライヤーなんかもありますね。
電離放射線と呼ばれる高レベル放射線は主にレントゲンなど、医療用画像機器からのX線の形式で送信されます。
電離放射線は、普段あまり生活には関わらない場所で使用されているものなので、いわゆる「医療被曝」などをしないよう普段から気を付ければよいと思います。
しかしながら「非電離放射線」に関してはすでに私たちの生活に浸透してしまっており、すぐに避けることができません。
これが「やっかいな状況になっている」と警鐘する国が近年続々と増えてきているのです。
電磁波による体調不良者は世界中で増加
電磁波は身体の神経系機能に影響を与えていますが、
その主な症状には次のものがあります。
・不眠症を含む睡眠障害
・頭痛
・うつ病とうつ症状
・疲れと疲労
・感覚異常(痛みを伴う、しばしばかゆみを伴う感覚)
・集中力不足
・記憶の変化
・めまい
・過敏性
・食欲不振と体重減少
・落ち着きのなさと不安
・吐き気
・皮膚のburning熱感および刺痛
・脳波の変化(脳の電気的活動を測定する)
初期症状として最も一般的なものとして
-
- 皮膚症状(発赤、チクチク感、灼熱感)、神経衰弱性
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- 自律神経性の症状(疲労、疲労感、集中困難、めまい、吐き気、動悸、消化不良)
などもあげられます。
英国の新聞The Daily Mirrorの事件に関するニュースによりますと、15歳の少女が電磁波過敏症(EHS)の症状に苦しんだ末、自ら命を絶ちました。
彼女はWi-Fi信号に対するアレルギーに苦しんでおり、吐き気を催させ、目がくらむような頭痛を与え、集中力の低下を感じていました。
このような状況にまで追いつめる可能性が電磁波過敏症(EHS)になると起こり得ることを、私たちは今一度理解していたほうがいいでしょう。
電磁波とがんとの関係について
世界保健機構(WHO)の発がん性研究機関であるIARCによりますと、電磁波による発がん性のリスクを2Bと評価しました。
これはグループ1、グループ2A、グループ2B、グループ3、グループ4の5段階にわかれている基準で、2Bは上から3番目のPossibly carcinogenic to humans
つまり「人間にとって、あるいは発がんする可能性がある」という評価を下しています。
「ひょっとして」
「もしかしたら」
というレベルのため、一概にアウトとはいえませんという結論ですね。
ちなみに同じグループ2Bに分類されているものにはコーヒーや漬物わらびなどもあります。
その他、電磁波による影響について
スマートフォンなどの電話による神経膠腫に関しては、多くの場合聞き耳と頭の同じ側に見られるとの研究結果が出ています。
しかし、研究者たちは携帯電話の使用が癌を引き起こしたと判断するのに十分な強いつながりはないと結論付けました。
さらに、一度に何年もの間高レベルのEMFにさらされた人々が成人の特定のタイプの白血病の増加を示したという結果があるそうですが、
欧州の科学者によるとモニタリングが不足しているため、特定の白血病と電磁波との関係は特定の結論を引き出すことができず、より多くの研究とより良いモニタリングが必要であるとコメントしています。
なんとなく
のらりくらりといった研究結果が多いなか、
「これだけの体調不良は出ているのだから防御するのに越したことはないだろう。」
と当ブログでは「電磁波への予防をぜひ心がけてほしい」と考えているところです。
電磁波過敏症(EHS)を予防するために
実は日本でも電磁波過敏症(EHS)で苦しんでいる人は多くなってきています。
しかしながら、これらの症状が「電磁波過敏症(EHS)」であることや、また治療側にもその知識がなく診断結果を誤り、心療内科などに回されているケースが後を絶ちません。
私たちができることの最低限としては、できるだけ電磁波の特性を認識し、その影響を減らす必要があります。
主には以下のようなことです。
・使用しないスマートフォンやタブレットをオフにする
・通話の際はスピーカー機能またはイヤホンを使用する
・IHクッキングヒーター、電子レンジは極力使用しない
・寝るときは、スマートフォンをを別の部屋に置いておく。
・スマートフォンはポケットに入れず、電磁波防具がついたケースに入れて保管しておく。
といったような具合です。
ちなみに筆者はドイツ製品の「電磁波よけペンダント」というものをつけて毎日ブログを更新しています。
またPCの下にはゴム板を敷いて、電磁波をなるべく吸収しないようにしています。
すばらしい対策とはいいがたいですが、何もしないよりは効果が高そうです。
アーシングで電磁波を身体から放つ
電磁波過敏症(EHS)にならないためには、身体に溜まった電磁波を抜いてあげる(アース)のようなものが必要です。
それが一番簡単にできるのが
「自然にふれること」となるでしょう。
筆者も都内から岡山に引っ越しして一番「良かったな」と感じている事のひとつがこの電磁波による被害が最小限になったことです。
週末はすぐ自然が多い場所に触れることができますので、アーシングも簡単に行えます。
方法はとても簡単で、大自然の土壌に立ったり、ウォーキングしたり、座る、寝転ぶ、そして、樹木に触れるなどの方法によって、電気を放電します。
個人的には砂浜を歩くのが好きですね。
ただし周りに高圧線が建っているところですと、かえって逆効果になります。
なるべく自然の多い場所へ行ってみるといいでしょう。
さらに、身体にため込むものとして要チェックなのが「歯の詰め物」です。
この歯の金属ですが、電磁波をキャッチ身体に電磁波を送り込んでしまい、
めまいや転倒などを引き起こすケースもあります。
気になる方は一度歯医者に行って、歯の詰め物の変更をお願いしてみるのもいいかもしれません。
おわりに
電磁波がもたらす影響についてご紹介しましたが、この問題は奥が深くまだまだ調べる必要性があると考えています。
さらに現代は、4Gから5Gへの転換に時代が差しかかっています。
5Gは4Gの約500倍の強度の電磁波ですので、今後ますます電磁波による健康被害が拡大することは避けられないでしょう。
ぜひ、あなたの周りにある「電磁波」には気を付けて、日々のアーシングを行える場所などもチェックしてみてくださいね(^^♪